一番の成果は、英語で自分の意見を述べることへの躊躇がなくなったこと

1.ベリタス (VERITAS) を受講したきっかけを教えて下さい。

小嶋さん:会社から英語学習に対し支援をしてもらえることになり、いくつか選択肢を提示されました。カウンセリングやアセスメントを受けた中で、ベリタスのプログラムが一番自分に合っていて「鍛えられそうだな」と思いました。同時に、「面白そうだな、チャレンジしてみたいな」と感じたことが受講のきっかけでした。

受講前は、自宅学習時間や教材量が多いため、もっとストレスがかかると思っていました

小嶋さん:受講前と受講後のプログラム内容についてのギャップは感じなかったです。当初の想定と違った点は、受講前は、自宅学習時間や教材量が多いため、もっとストレスがかかると思っていましたが、始めてみると大変さという意味では想像と違っていました。自宅課題に取り組み、クラスに参加していくにつれて、どんどん面白さを感じていきました。

自宅課題は、どれもとても楽しかったです。最初の1、2週間は、その後どのようなに進んでいくかわからず不安もありましたが、3週目以降は、クラスに参加するのが楽しみになりました。プラスのギャップというか、いい意味でのギャップを感じました。

2.これまで、どのように英語学習に取り組んでいましたか?

小嶋さん:英語は必要だとは考えていましたが、本腰を入れて英語学習に取り組んだことはありませんでした。現在の会社に転職後に、キャリアのためにはさらに英語力向上が必要だと改めて感じました。ひとつの大きなきっかけは、韓国から一名エクスチェンジプログラムメンバーが来た際に、英語でコミュニケーションをとらなければならなかったことです。

以来、積み重ねた独学によりTOEICのスコアは伸びましたが、実際のビジネスの現場でいざ英語を使うとなると、思ったようにコミュニケーションができないもどかしさを感じ、なんとかしたいという気持ちが強まりました。そのため所属する会社でのキャリア面談の時に、英語習得に対してサポートをしてほしいと自ら希望を伝えました。

3.ベリタス(VERITAS)のどのような点に興味を持ちましたか?

小嶋さん:私はグループクラスに参加しましたが、毎回のクラスにクラスメートがいること、また毎週必ず決まった日時にクラスが設定されているという環境が、自分への強制力となり得る点に惹かれました。自分が行けるときにクラスに参加して、やれるときに学習するというアプローチは、性格上自分に向いてないと考えていたため、ある程度の強制力が必要だと感じていました。

クラスと自宅学習が連動している点にも魅力を感じました

小嶋さん:また、毎週のクラスだけではなく、それ以外の自己学習時間があるという部分と、クラスと自宅学習が連動している点にも魅力を感じました。これならば「自分自身を改善・向上できるのではないか」と思えたのが興味を持ったポイントでした。

4.ベリタス(VERITAS)を実際に受講してみて良かった点を教えて下さい。

小嶋さん:受講当初に配られたシラバスを見た際は、そのボリューム感や内容に対し、ハードルの高さや厳しさを感じました。実際に取り組んでいると、自分の頭で考えさせられる深い題材が多く、とても興味深いものばかりでした。

過去に目にしたり、触れたことがあるグローバルリーダーのスピーチだったり、我々が知っている著名な経営者のインタビューなど、ビジネスパーソンである自分にとって親しみやすい教材だったことも、楽しみながら取り組めた理由の一つです。また、終始ベリタスのコーチに自分のスキル変化や課題の経過をサポートしてもらい、毎回の小さなプログレスや改善点も見逃さずにフィードバックをもらえることがとても励みになりました。それらが、気づきやモチベーション向上へとつながる良いサイクルになりました。自宅学習への個別のフィードバックも大変参考になりました。

前回に取り組んだインタビューで触れた英語表現が自分の口から出てきたときに、プログレスを感じました

小嶋さん:ベリタスでは、様々な教材を活用してリードアウト(音読)を行いますが、シンプルですが丁寧に繰り返し取り組んでいくことで、前回に取り組んだインタビューで触れた英語表現が自分の口から出てきたときに、プログレスを感じました。プログラムをスタートして3週目ぐらいのことで、それが更なる学習へのモチベーションにつながりました。

5.プログラムを通して、何が一番伸びたと実感していますか?

小嶋さん:スキル面について言えば、「シンプルかつ簡潔に英語で表現する」を常に意識して、発信する大切さを学んだことです。クラスディスカッションの際に、自分が述べた意見を、担当コーチが自然と言い換えサマライズしている様子を目にし、シンプルかつ簡潔に表現することの大切さと、そのための秘訣を自分のものにすることができました。以前から、無理して難しく言い過ぎていたことが自分の課題だと感じていたので、それを正すことにより英語でのコミュニケーションがより効果的になることを実感できました。

一番の成果は、やはり英語で自分の意見を述べることへの躊躇がなくなったことです

メンタル面について言えば、一番の成果は、やはり英語で自分の意見を述べることへの躊躇がなくなったことです。「自分のペースで、シンプルに伝える」というマインドに変えられたことにより、クラス内だけではなく実際のビジネスの場でも、自分から発信することへチャレンジできるようになりました。

ベリタスのクラスでは、ファシリテーションの機会も多くあり、とても自分のためになりました。これまでは、英語でファシリテーションをやった経験がなかったので、最初はどうしようかと思いました。ファシリテーションのプラクティスは、プログラムの後半に組み込まれていることも、効果的だと感じました。それは、プログラムの前半6週間は、担当コーチがクラスディスカッションをファシリテートするため、コーチのファシリテーションの様子を見にすることができました。自分がファシリテーターの役になった際、それまでのクラスの中でコーチが実践していたことがとても参考になりました。プログラムでは、ファシリテーションのやり方についても、ステップバイステップで取り組んでいきますが、無意識のうち、コーチが実践していたことを目にしていた経験も、多いに役に立ちました。

6.プログラムで取り組んだプラクティスの中で、印象深いものを教えてください

小嶋さん:ファシリテーション、リードアウト(音読)は前述したとおり、大きな効果を実感しました。正直なところ、すべてのプラクティスが自分の血肉になったという印象を持っています。週が進むにつれて、やればやるほど身についていくという感覚がありました。

ベリタスの教材と課題はどれも興味深いものばかりでした

小嶋さん:たとえば5 Line Writingディスカッション(*1)では、自宅課題において自分の意見をロジカルに書き上げることに取り組み、クラス内のディスカッションでは、ロジカルライティングで書き上げたテーマについて深く議論していきます。ライティングとディスカッションという2つのプラクティスが連動するように設計されているため、クラスディスカッションはとてもアクティブになりました。

(*1) 5 Line Writing

ピラミッドストラクチャーに沿って、様々なテーマについてのロジカルライティングに取り組み、簡潔かつロジカルなコミュニケーション力を強化するプラクティス。自宅課題で取り組んだテーマをクラス内で取り上げてディスカッションにも取り組む

ベリタスの教材と課題はどれも興味深いものばかりでした。なかでも、グローバルリーダーの公式な場でのスピーチ(*2)と、インタビュー(*3)の両方を題材にしていることも効果的だと感じました。スピーチはスピーカーが前もって用意したメッセージであり、インタビューはその場で答えている言葉です。コミュニケーションの構成や仕方に違いがあり、それらを比較できたことも興味深かったです。

リーダーによって、話すスピードや表現が異なり、インタビュアーとのやりとりや受け答え方に違いがあり、学びになりました。
これまでは著名人の英語インタビューを丁寧に聞く機会はあまりありませんでした。日本語でも、じっくりインタビューでの受け答えを分析することはありませんが、インタビューを深く議論することでの学びは多かったです。なかでも、スターバックスの元CEOであるハワード・シュルツ氏が、聞き手からネガティブな質問をされたときに、ポジティブに言い換える点など、コミュニケーションの手法を学ぶ良い機会となりました。

(*2) ビジネスリーダー・スピーチ・プラクティス

ビジネスリーダーのスピーチを題材にプレゼンテーションおよびディスカッションに取り組み、プレゼンテーションおよびディスカッション力向上に加えて、ビジネスリーダーにふさわしい英語表現およびコミュニケーションメッセージを学ぶプラクティス

(*3) ビジネスリーダー・インタビュー・ディスカッション

ビジネスリーダーのインタビューを多面的に議論し、ディスカッション力向上に加えて、ビジネスリーダーにふさわしい英語表現およびコミュニケーションメッセージを学ぶプラクティス

7.ベリタス(VERITAS)の受講は、仕事やキャリアにどのように役立っていますか?

小嶋さん:これまでも仕事をする中で、苦手なことにもチャレンジしてきましたが、正直英語に関してはチャレンジすることへの躊躇がありました。

ベリタスのプログラムを受講後は、英語コミュニケーションについても、失敗しても、どんどんチャレンジしていこうというマインドになりました。これからは英語を使いながら、日本だけではなくアジアや世界にむけて、積極的に取り組んでいきたいです。日本にベースをおきながらも、海外出張の機会もあるので、グローバルなキャリアを積み上げていきたいと考えています。

受講開始から数週間後に海外出張に行き、その時に英語力が伸びていることを実感しました

小嶋さん:受講を開始してから、英語を使う機会は増えました。受講開始から数週間後に海外出張に行き、その時に英語力が伸びていることを実感しました。それまでは避けていたことですが、英語で質問したり、現地の同僚とランチにいったり、ディスカッションに参加したり、ということに積極的になり、周囲からもそのような変化に対してポジティブなフィードバックをもらいました。自分が意識して英語を使おうとすると、自然とその機会は増えるものだと実感しています

8.受講をお考えの方にメッセージがあれば、宜しくお願いします。

小嶋さん:受講前はベリタスのプログラムの内容や、その課題量に対し、不安やストレスを感じたりするかもしれません。特に、自分の場合は、ベリタスの他の受講者さんと比べて、自分のレベルがどのあたりにあるのかが気になりました。ベリタスを受講される方はみなさん英語のレベルが高いと思いますので、自分のレベルでやっていけるのだろうかと不安になりました。

スタートすれば、あっというまに時間が過ぎていきます。私は、毎回のクラスがとても楽しみになりました。

小嶋さん:しかし、受講前のカウンセリング時に、ベリタス代表の戸塚さんから「大丈夫ですよ」と言ってもらえたので、それを信じて飛び込みました。受講を検討している方は、不安があったとしても、安心して飛び込んでみてほしいと思います。

実際プログラムをスタートすれば、あっというまに時間が過ぎていきます。私は、毎回のクラスがとても楽しみになりました。自宅学習時間を数字として捉えると一見タフに感じますが、意外と自然とこなしている自分がいました。数字としてみれば、週に12~15時間の自宅学習時間が必要ですが、はじめてみると学習時間の確保もできるものです。あまり先を考えずに、飛び込んでみるとよいのではないかと思います。