これまで英語については様々なアプローチを通じて継続的に勉強してきました。しかし、自分の英語でのアウトプット力に自信がなかったため、インテンシブにレベルアップをしたいと考え、複数の英語スクールを検討しました。そのような時に、ベリタスの存在を知ったことが受講のきっかけです。
過去に、他社の英語コーチングプログラムを受けたことがありました。また、オンライン英会話のサービスも活用し、1回30分~1時間程度のフィリピン講師とのマンツーマンのスピーキングクラスを受講したり、ネイティブ講師とのグループクラスを受講したりと、英語学習を継続してきました。また、自分自身で英単語のインプットをすることも続けてきました。TOEICやIELTSなどの語学試験を定期的に受けるなど、目標を明確に決めて取り組んできました。
ノンネイティブとして、しっかりと伝わる英語力、ロジカルな英語コミュニケーション力を身につけられるという点に強い興味を持ちました。これまでは、ネイティブスピーカーのように流暢に英語を話したいと思ってきましたが、実際の英語でのビジネスの場を経験するようになって、決してネイティブレベルに発音がよくなくても、ネイティブのように流暢ではなくても、コミュニケーションは可能であることが分かってきました。そのような時に、ベリタスのHPを見て、ベリタスの掲げるゴールやミッションに共感をし、話を聞いてみることにしました。
受講料が他社よりも高いと認識しました。一方で、ベリタスのスピーキングアセスメントを受け、ベリタスの講師と接した際に、他社と質が異なると思いました。最終的には、納得して受講を決めました。
発音がかなり改善したことがとても良かったです。また、自分の意見を伝える際の声のボリュームやトーンを意識するようにもなりました。また、リスニングスキルについても大きく上達したと思いました。受講後に、実際に、ネイティブスピーカーと英語でのコミュニケーションをした際、話をスムーズに聞き取れたので、改めて効果を感じました。
スピーキングについても、受講を開始してから、もともと自分が知っている単語を効果的に使って、シンプルに自分の意見を伝えることができるのだ、と気づけたことは大きかったです。
また、私はグループクラスを受講しましたが、クラスメートの存在が大きかったです。クラスメートの意見、英語での表現方法がとても刺激になりました。自分とは異なる視点にもとづく意見に接し、視野が広がりました。また、クラスメートの使う語彙・表現が素敵だなと感じることも多く、とてもインスパイアされました。グループクラスは週1回3時間という長い時間ですが、タイムラインも明確なものだったので、受講中に長いと感じることはありませんでした。
様々な業界のグローバルリーダーのインタビューを聞き、クラス内でディスカッションをするプラクティスはとても学びがありました。インタビューの内容が自分の仕事に関わりがあるものも多くあり、グローバルリーダーたちの目標、考え方、アプローチなどを知ることができ、興味深く、学びも多かったです。
一方で、個人的には、ライティング課題に苦戦をしました。ベリタスではロジカルライティングに取り組みますが、自分にとっては、そもそも母国語である日本語でも、なかなか意見が出てこないような深いトピックも多かったので、受講当初は、かなりハードと感じました。
また、グローバルリーダーのスピーチ教材を題材とした音読プラクティスについては、「自分のペースで落ち着いて英語を話す」力を身につける上で効果的と感じました。
クラス最終日に行ったキャリアヴィジョンプレゼンテーションも効果を感じました。現在、転職活動中なのですが、英語インタビューの対策にもなったと考えています。自分のキャリアゴールを改めて整理し、一枚のスクリプトにまとめ上げる過程において、自分の業界に対する情熱や、自分がこれから取り組んでいきたい目標を再確認することができました。また、プレゼンテーションを英文で書き上げていく中で、自分のものとして使えるボキャブラリーをきちんとインプットすることもできました。加えて、プレゼンテーションの準備として、自分のプレゼンを録画する課題がありましたが、英語を話している自分の姿を録画して、客観的に見直すというプロセスは、人生で初めてのことだったので、自分の課題を客観的に見つめることができました。堂々と話しができているか、ジェスチャーを効果的に使えているか、などの改善点を認識するよい機会でした。
また、ノンネイティブスピーカーにとってのロールモデルとして、ソフトバンクCEOの孫さんの英語のインタビューをクラスで取り上げたときは、大きな発見がありました。決してネイティブのような流暢な英語ではないものの、シンプルな表現を用いて、堂々とメッセージを発していらっしゃるので、見習いたいと思いました。
現在は、英語も必要な国内企業で働いていますが、将来的にはグローバル企業に移りたいと思っています。今回ベリタスを受講して、英語に対する苦手意識が克服でき、「自分は英語が話せないわけではないのだ」と思えたことは大きな成果です。「英語を使う仕事ですが、英語は話せますか?」と言われたら、「はい、できます」、と答えらえるようになったことは、自分の今後のキャリアにとってずっと役に立つ成果だと考えています。
正直なところ、ベリタスのプログラムは、「ビジネス」や「リーダーシップ」に興味がない方には厳しいのではと考えます。単純に、英単語や語彙・表現だけを増やしたい、英語のテストスコアを伸ばしたいという目的を叶えたいという場合にはベリタスは難しいかもしれません。
一方で、言語としての英語だけでなく、英語でビジネスやリーダーシップを学びたいという方には非常にフィットすると思います。また私の場合はグループクラスを受講したため、クラスメートと切磋琢磨できたことが良かったのです。一方で、グループクラスの場合は、クラスメートとのフィットも重要なポイントと思います。その意味で、グループかパーソナルかどちらが自分に向いているかを見極めるのは大切だと思います。