マネジメントとして、自分の考えや想いを正しく伝えるスキルを向上させたいと思ったことがきっかけです。私は米国に本社のあるグローバル企業において、日本の開発チームの代表を務めています。インド、東南アジア、中国の開発チームの代表者とともに、会議に参加をする機会が多くありますが、私の想いが100%正しく伝わっていないと感じてきました。日本のチームのプレゼンスの向上のためにも、もっと自分たちの考えや想いを発信していかなければならないという課題意識を持ってきました。そのような中で、ベリタスのプログラムの存在を知り、興味を持ちました。
アメリカに本社のある会社に10数年勤めておりますので、英語でのコミュニケーションは日常的に業務の場で行っています。そのため、英語学習に、特に取り組んできたというわけではありません。オンザジョブトレーニングのなかで、英語コミュニケーション力を伸ばしてきたという状況です。
ベリタスは、英語力の向上のみならず、考えや想いを効果的に発信していく、より根本的なコミュニケーション力の向上にフォーカスしていると感じ、興味を持ちました。
また、アメリカに本社を有するグローバル企業に勤めている中で、日本チームの存在感を高めていかなければならないという課題意識をもってきましたが、ベリタスの創業者である戸塚さんも書籍の中などで同様の課題意識を語っていたため、ベリタスに興味を持ちました。
受講前に予想していた以上に、英語での思考力、クリティカルシンキング力がレベルアップしたと感じています。
これまでの業務での英語でのコミュニケーションにおいては、自分が多用するフレーズやパターンが固定化されている状況でもありました。海外チームとのやりとりについては、後日確認してみると、こちらが伝えようとした考えや想いが伝わっていなかったと気づく場面がありました。ベリタスでは、ロジカルライティングとスピーキングのプラクティスを中心に、結論ファーストのコミュニケーションに徹底して取り組みましたので、その点、効果があったと感じています。
英語では、結論を先に述べ、理由(why) を語ることが多いですが、日本語の場合は、結論を最後に述べたり、あるいは、結論を述べたあとに、事例や方法論 (how) を語ったりすることが多いです。振り返ってみると、これまでの業務でのコミュニケーションでは、howを語っている際に、相手からwhyの質問がくることがありました。ですので、ベリタスでのプラクティスを通じて、結論⇒whyというコミュニケーションスタイルを強化できたことが良かったです。また、伝えるメッセージを、印象に残るキーワードで表現するというベリタスの徹底したアプローチを通じて、より想いを伝えることができるようになったと感じています。
一番伸びたと思う点は、繰り返しになりますが、自分の想いやパッションを、より効果的に伝えることができるようになったことです。先週は、1週間アメリカに出張し、四半期ごとのマネジメントチームの会議に出席してきました。本社にて、日本サイドの方針を説明した際に、参加者から説明が分かりやすかったというコメントを貰いました。特に、こちらから感想を聞いたわけではないのですが、自発的にそのように言ってくれる人がいました。以前に比べて、想いをより効果的に伝えることができたと感じています。
また、オフサイトミーティングに参加をし、東南アジア、中国、アメリカ、インドの開発の代表者と共に、私は日本の代表として、発表をする機会がありました。今回のミーティングでは、5人のスピーカーの中で、私の発表に対する質問が一番多くありました。それは、私が語った内容が深く伝わったことにより、参加者たちの興味を喚起し、多くの質問につながったのだと考えています。前回の発表時は、今回ほどの質問が出なかったことを考えると、考えや想いを効果的に伝える力が伸びたと感じています。
クラスの中では、様々なビジネスリーダーのインタビューやスピーチに取り組みますが、中でも、ソフトバンクグループの孫社長のインタビューは印象的です。パッションがあふれ、聞き手の心に残る説得力あるコミュニケーションを目にしました。シンプルで印象に残るキーワードを使いながら、発信する姿が記憶に残っています。
自分の場合は、パーソナルプログラムを受講し、それが自分には合っていたと思いました。自分の課題に合わせてじっくり取り組んでもらえたことが良かったと感じています。自身の立場と向き合いながら英語の発信力を高めていけました。
また、日本チームのプレゼンスを高めていかなければならないという私の課題意識と共通するものが、ベリタスのプログラムの根底にあるということを、受講して改めて感じました。