まさに、英語が自分の「血肉」となるような学びがここにはあります

1.ベリタス (VERITAS) を受講したきっかけを教えて下さい。

きっかけは大きく2つあります。

1つ目は、転職を機に「英語と日本語のバイリンガル × 経営」という、それまでとは異なる環境・役割のポジションに就くことになり、短期間で英語力を底上げする必要があったためです。

2つ目は、外資系企業で長年働く中で、英語で真剣に話しても、相手にうまく伝わらないという経験を何度もしてきたことです。それが積み重なって、いつしか一種のトラウマのようになっていたのだと思います。「このまま今までの学習法を続けても、きっと変われない」と感じていたとき、たまたまVERITAS代表の戸塚さんの書籍に出会いました。そこで紹介されていた「シンプルな英語」という考え方に触れ、「もしかしたら、今の自分に必要なのはこれかもしれない」と直感的に思ったのです。

この2つの理由から、英語を根本から見直し、実践的に鍛えられる環境として、VERITASでの受講を決めました。

2.これまで、どのように英語学習に取り組んでいましたか?

前職の外資系企業に14年間在籍していた間に、英語力を向上させるためのプログラムを2回受講し、スキルアップに取り組んできました。

1回目は今から12年ほど前、独立系の英語スクールで発音矯正に特化したプログラムを受講しました。抑揚やイントネーションを意識したトレーニングを通して、より自然な発音で話せる感覚が身についたと思います。

2回目は7年ほど前で、大手英語コーチングスクールのプログラムに取り組みました。シャドーイングや多読を中心とした内容で、かなりの量の英語課題に日常的に取り組む習慣が身についたことは大きな成果でした。

一方で、続けるうちに「課題をこなすこと」や「それを担当コーチに確認してもらうこと」自体が目的化していき、英語力そのものの伸びという意味では、ある種の壁にぶつかったように感じたのも事実です。

3.ベリタス(VERITAS)のどのような点に興味を持ちましたか?

「ネイティブのように話すことを目指さなくてもいい」ということを明文化し、明確に打ち出しているベリタスの方針には、とても大きな説得力がありました。

「相手のペースで聞き、自分のペースで話す」ことを明確に提唱している点に、強く共感しました。他の英語プログラムでは、「速く話すこと」を目標として掲げているところも多い中で、ベリタスはそうではありません。代表の戸塚さんの書籍の中でも、また実際のカウンセリングの場でも、一貫して「ノンネイティブとしての理想的なゴールは、相手のペースで聞き、自分のペースで話すこと」だと明確に示されており、その姿勢にとても説得力を感じました。

実際、私自身も会議で発言したりプレゼンテーションを行った際に、「伝えたいことは明確にあるし、内容も良いはずなのに、なぜか相手に伝わっていない」と感じることが何度もありました。さらに、他の参加者の早口の英語に影響され、自分もそのスピードに合わせて話してしまい、結果として言いたいことが曖昧になってしまったり、自信がなさそうに見えてしまったりしていたのだと、後から気づきました。

だからこそ、「ネイティブのように話すことを目指さなくてもいい」ということを明文化し、明確に打ち出しているベリタスの方針には、とても大きな説得力がありました。

4.ベリタス(VERITAS)を実際に受講してみて良かった点を教えて下さい。

エグゼクティブだからこそ、むしろゆっくり話すほうが良いということを自分の中でしっかりと認識できたことは、これまでの英語学習では得られなかった視点でした

プログラム全体を通して、「英語はゆっくり話していい」という感覚を体得できたことが、本当に大きな収穫でした。さらに、エグゼクティブだからこそ、むしろゆっくり話すほうが良いということを自分の中でしっかりと認識できたことは、これまでの英語学習では得られなかった視点でした。また、アイコンタクトや伝え方に関するプラクティスも非常に実践的で役に立ちました。

コーチの皆さんが常に真剣に向き合ってくださっているのを感じ、心から感謝しています

加えて、日々の中で気になった点はSlack上ですべて質問することができ、それに対してコーチの皆さんが一つひとつ丁寧に対応してくださったことも大きな安心感と学びにつながりました。Slackでもクラスでも、コーチの皆さんが常に真剣に向き合ってくださっているのを感じ、心から感謝しています。

特に印象に残っているのは、受講初期の準備ファウンデーションクラスで行われた発音レビューです。これまで発音に対して、ここまでテクニカルに取り組んだことがなかったため、自分の発音の得意・不得意を初めて客観的に把握することができました。あのタイミングで基礎から丁寧に取り組めたことで、その後の発音に対する自信にもつながり、自分にとっては非常に重要なプロセスだったと感じています。

5.プログラムを通して、何が一番伸びたと実感していますか?

「これならしっかりと相手に伝わるはずだ」と自信を持って英語を話せるようになったことは、大きな変化でした

一番は、英語でのコミュニケーションに対する「自信」だと思います。

発音の面ではより明瞭に、文法の面ではしっかりと文章を考えながら組み立てて、自分に合った適切なスピードで「これならしっかりと相手に伝わるはずだ」と自信を持って英語を話せるようになったことは、大きな変化でした。

テクニカルなスキルの面では、シンプルに、わかりやすい単語を使って、きちんと言い切る訓練をしたことで、言いたいことを伝える力が伸びたと感じています。

6.プログラムで取り組んだプラクティスの中で、印象深いものを教えてください

どのプラクティスも印象深かったのですが、特に記憶に残っているのは、最終日に発表をしたキャリア・ビジョン・プレゼンテーションです。これまで経験のなかった形式でしたが、経営者としての自分の仕事とも関連性が高く、原稿を見ずにコーチたちの前でしっかり話しきることができ、自分としても手応えのある内容になったと思っています。

ビジネスリーダー・スピーチ・リーディングも印象に残っています。スピーチを音読するというプラクティスには、これまで取り組んだことがありませんでした。聞くだけでなく、声に出して読むことで、自分に言い聞かせるように内容を耳からも取り込み、単なる英語の練習にとどまらず、それ以上の学びがあったと感じています。

ビジネスリーダー・インタビュー・ディスカッションでは、自分とは異なる業界で活躍するリーダーたち(たとえばスターバックスのハワード・シュルツ、ロイターのトム・グローサーといった方々)の考え方や価値観に触れることができました。経営者という立場から見ても非常に示唆に富んでいて、内容も面白く、自分の視野を広げてくれるものでした。今でも彼らのインタビューを車の中で繰り返し聴いているほどです。

そしてもうひとつ強く印象に残っているのが、5 Line Writingです。最初は「これは簡単かもしれない」と思ったのですが、実際に取り組んでみると、言いたいことをどこまでシンプルにできるか、主張と理由・根拠をどう整理して伝えるかといった点で、非常に難しく、思考を深く掘るトレーニングでした。

7.ベリタス(VERITAS)の受講は、仕事やキャリアにどのように役立っていますか?

「エグゼクティブ英語」とはこういうものなのだと実感しながら、日々の業務に活かしています

経営理念のような複雑で概念的な内容であっても、英語において、シンプルに表現し伝えることができるという自信を得られたことは、今後の仕事において非常に大きな財産になると感じています。これは英語に限らず、あらゆるコミュニケーションに活用できるスキルだと思っています。特に私自身は、経営者という立場で、視座を上げる必要があると感じていた時期でした。そんな中で、英語力だけではなく、そもそものエグゼクティブたちの考え方そのものに触れられたことが、大きな学びとなりました。そして、「エグゼクティブ英語」とはこういうものなのだと実感しながら、日々の業務に活かしています。

また、実際にこれまでの仕事を通じて、複雑なことを複雑なまま伝えるのは、ネイティブであれば可能かもしれないが、ノンネイティブにとっては現実的ではないということも痛感してきました。だからこそ、英語であれ日本語であれ、組織の中でしっかり流通し、共感や行動につながるような「強さを持ったシンプルな言葉」を選べるかどうかが重要であり、その力を磨けたことは非常に価値のある経験だったと思います。

8.受講をお考えの方にメッセージがあれば、宜しくお願いします。

ようやくたどり着いた「英語教育の正解」だと感じています

大げさではなく、ノンネイティブである日本人が英語コミュニケーションの世界で“勝つ”ための方法は、まさにこのプログラムだと思っています。一生懸命に話しているつもりでも、なぜか相手に伝わらない。そんな経験をしたことがある方にこそ、ぜひ受講していただきたいです。

私自身、ようやくたどり着いた「英語教育の正解」だと感じています。特に日本の英語教育においては、こうした「伝わる英語」を学ぶ機会があまりにも少ないと感じていて、国全体で、この課題に対して、もっと早い段階から取り組むべき学びだと思います。

まさに、英語が自分の「血肉」となるような学びがここにはあります

一方で、TOEICの点数アップやテストのスコアを目標とする方には、正直あまり向いていないかもしれません。このプログラムは、エグゼクティブ同士のやりとりの中で、自分の考えを“伝え切る”ための力を鍛えたい人に最適です。

知識やテクニックを上に積み重ねるのではなく、自分の英語の学び方そのものを根本から見直させられるプログラムです。まさに、英語が自分の「血肉」となるような学びがここにはあります。