

仕事で英語の会議をファシリテーションしなければならない場面があり、もっと効果的に会議をリードできるようになりたいと考えたことがひとつのきっかけです。また、自分の上司が、ノンネイティブではありながらも、論理立てて堂々と英語を話す方なのですが、必ずしもネイティブ程に流暢ではないにも関わらず、英語会議のファシリテーションが上手な姿を見て、自分も上司のようになりたいと考えました。そこで、オンラインで、そのような英語コミュニケーションを伸ばせるスクールを探し、意見をロジカルに述べることをゴールに掲げているベリタスイングリッシュで学ぼうと考えました。
直前の1年間ほどは、オンライン英会話のプログラムを活用し、ネイティブ講師のレッスンを週3~4回 (各30分) 受講し、ビジネスニュースのトピックについて、英語で話す練習を積んでいました。大学時代には、アメリカへ1年弱留学をしました。それまでは、義務教育の範囲で、英語学習に取り組みました。
ロジカルに英語を話すというビジョンを掲げていることに興味をもちました。そして、代表の戸塚さんのプロフィールを見て、同じコンサルティング業界出身であることを知り、また卒業生にも同じような業界の方が大勢いらっしゃったことにも興味を惹かれました。一般的な英会話スクールと比べて、ベリタスイングリッシュのプログラムは、まさに自分が求めているものではないか、自分にフィットするのではないかという印象を受けました。
受講前に期待していた通り、「ロジカルかつシンプルに英語を話す」ということにフォーカスを当てた自宅課題とクラス内容でした。また、「自分のペースで話す」大切さをクラスでコーチたちが何度も伝えてくれ、仕事での英語力の上達に直結しました。英語で話すことに対する恐怖心が薄れ、自分のペースでシンプルに話すことが大事だということを12回のクラスを通し、学ぶことができました。
「自分のペースで自信をもって話す」という点がとても伸びたと思います。TOEICの点は元々悪くはなかったですし(受講前920点)、オンライン英会話の講師からも自分の英語力を一定評価してもらえていましたが、いざ仕事の現場で使うとなると、全然自信が持てず萎縮してしまっていました。そのため、職場でなかなかチャレンジができなかったのですが、先日一人でファシリテートできた英語会議があり、自信を持って話す力が確実に伸びたと感じています。
全部が印象深いのですが、中でも、2人の日本人経営者による英語でのインタビュー比較は特に印象深いです。ネイティブレベルの流暢な英語でインタビューに答える日本人リーダーと、流暢さは劣るもののロジカルかつシンプルに英語で語る日本人リーダーを比較し、後者のリーダーの方が、より説得力があることを学べました。
シャドーイングのプラクティスでは、「ゆっくり英語を話して良いのだ」ということがわかったこと、それから担当コーチからの発音のフィードバックをもらい、非常にありがたく、発音に対する苦手意識が減りました。
ビジネスリーダーインタビューは毎回違うリーダーたちの話し方やメッセージを、自分だったら何をどのように英語で語るのだろうかということを模擬体験しながら、楽しく取り組めました。またインタビュー内容についてのコーチたちとの議論では、様々な角度から質問をされて深堀していくのが楽しみでした。これは仕事でファシリテーションをする際にも効いていて、以前はどのように質問すればいいのかがわからなかったのですが、クラスでのコーチの姿を見て「こういう風に質問を投げかければ良いのだ」ということを学べました。中でも、スターバックスの元CEOのハワード・シュルツさんのインタビューでは、自分が同僚たちとどのような関係性を築いたらよいのかということを考える機会にもなり、学びがありました。
ビジネスリーダースピーチは、どのスピーチの内容も面白く、個々のリーダーたちについては以前より知ってはいましたが、スピーチ内容を味わいながら取り組むことで、各リーダーの人柄やリーダーシップスタイルを学べ、参考になりました。特に、女優のエマ・ワトソンさんのスピーチでは、芯が強く、そして温かい心を持っている人であることを知り、自分のリーダーシップコミュニケーション像を築き上げる上で参考になりました。スピーチデリバリ―の面では、やはり「自分のペースで話す」ことの大切さを日々学びながら、ペースをゆっくり目に丁寧に読み上げる練習に取り組みました。ベリタスイングリッシュで扱うスピーチ教材は、メッセージを伝えるためにスピーカーがゆっくり話しているものが多いと気づきました。自宅課題の題材として、何度もリードアウトするプラクティスに取り組む際、楽しみながらできました。
ハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディについては、プログラムの後半で取り組みましたが、プログラムの前半で学んだことを活かせたので、タイミングも自分にとってはベストでした。楽しく取り組め、好奇心を持ちながら、前向きにプレゼンテーションに臨みました。またケーススタディの内容が、自分にとって身近な業界であったこともよかったです。
最終クラスで取り組んだキャリアヴィジョンプレゼンテーションは、デリバリ―のプラクティスとして役に立つだけでなく、伝えるメッセージの内容そのものを練り上げるプロセスが勉強になりました。自分一人ではなかなか取り組むことは難しいですし、自分の長期的なキャリア目標を、英語でまとめ上げ、しっかりと伝えるというプロセスは、得るものが大きかったです。プレゼンのあとのQ&Aのセッションでは、様々な質問に回答しながら、英語で考えを深堀することができ、自信になりました。
当初目的にしていたファシリテーションを効果的にできるようになるという部分では、自分が深く理解している担当領域では、一人で会議を回せるようになったので、とても役立っていると感じています。自分がまだ深く知らない業界や領域では、まだ上司のサポートが必要なため、次の目標と考えています。
受講後に自分のペースで自信をもって話せるようになったこともあり、上司から「英語ができる人」という認識を持たれるようになり、別案件を提案されるようにもなりました。まだ少しプレッシャーに感じることもありますが、急遽突発的な海外案件に対応した際に、やり遂げることができ、上司やお客様から評価していただけたため、ベリタスのプログラムは本当に役立っていると感じています。
ただ英語ができればいいのではなく、プロフェッショナルな英語をビジネスの場で使うことを目指されている方には「ベストフィット」だと思いますので、ぜひ受講を検討することをおすすめします。一方で自宅課題に関しては量も多いので、覚悟をもって取り組む必要があります。自分は仕事が忙しい自域に、一部の課題についてやり切れずに悔しい思いもしました。きちんと課題をこなせると、さらによい結果に結びつくと思います。