2020.11.19

多様性はどうしていいの?

11月も中旬となり、気温がぐっと下がり、すでに秋を通り越して年末の雰囲気さえ感じますね。
今年は家のなかで過ごした時間が長かったおかげで、読書がとても捗りました。

最近、私は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本を読みました。

すでに累計発行部数54万部、メディアでも多数取り上げられている本で、すでに読まれた方も多いかと思います。

小説のようなおしゃれなタイトルですが、中身はイギリス在住の日本人の著者によるエッセイで、とても読みやすい本です。日本人の著者とアイルランド人の配偶者との間に生まれた息子さんが、ダイバーシティ豊かな中学校生活を送るなかで、毎日のように起こる小さな事件(苦悩、葛藤、喧嘩など)について書いてあり、軽い読み口ながら、とても考えさせられる本です。

こんなことをいうと怒られそうですが、多様性の豊かさでいえばベリタスもなかなかのもので、ほぼ毎日小さな事件が起きています。文字通り、毎日誰かが泣き、笑い、怒っているので、私も書こうと思えば、ベリタス版「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が書けるんじゃないかなあと思うのですが、文才がないので心に秘めておこうと思います。

さて、この本の帯ではこんな問題提起がされています。

「多様性ってやつは、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」
「楽じゃないものがどうしていいの?」

本を開く前に、私はこの問いについて、すっかり考えさせられてしまいました。

外国人の同僚と働いていると、英語での意思の疎通の難しさを越えた先に
「どうしてこの考え方がすんなり理解されないのだろう?」
「どうして言わなきゃわからないのだろう?」
と思うことは無数にあります。

逆に「日本人ってどうしてこんなに物分かりがいいのだろう!」と共通認識のある日本人とのコミュニケーションに特別な心地よさを感じることもあります。

多様性があると、飲み会のお店を決めるのも一苦労です。生まれ育った国の食文化の違いから、食べられるものが重なっていないのに加えて、ベジタリアンや砂糖抜きなどの特有の食習慣を持っている人もいるからです。

多様性は明らかに楽ではありません。じゃあどうしていいのだろう?

著者のブレイディみかこさんは「なぜ楽ではない多様性が大事か?」という問いに、「楽ばっかりしてると、無知になるから」と答えています。

この問いに対する答えは、他にも「ナチスみたいにならないため」「これからの社会に順応するため」等、いろいろな言葉で表現できると思います。

私自身は、多様性とそれを尊重することが大切な理由は「相手の本当のパーソナリティを理解するため」だと思います。

同じ国籍であってもあらゆる性格や考えの人がいるなかで、「どこの国の人、どういうアイデンティティの人」というステレオタイプに当てはめて、本当のパーソナリティを知らずに判断してしまうのは、あまりにももったいないと思っています。

多様性のなかで過ごすのは楽ではありませんが、国籍や文化や育った環境が違うなかで、共通するものを発見するのも楽しいですし、違いを通して自分の偏見や固定観念に気が付くことも、とても勉強になって楽しいです。

みなさんは、どうして多様性が大切だと思いますか?

Veritas Coach

Moe Teraoka

Before joining Veritas Moe used to write blueprints for architecture and work with a lot of artisans. Those artisans all had different specialties and working in this environment truly helped Moe work with the diverse Veritas team. Moe decided to join Veritas as a coach because she believes in the Veritas method through her own learning experience as a student at Veritas, and she wants to help expand this unique and powerful method to more people around her. Seeing students’ progress and their career path after the Veritas program makes her motivated. Moe truly enjoys improving herself alongside students. Moe likes to make Veritas students go over their limitations. She believes they can change their life completely with hard work through the three-month English program at Veritas.

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